“ピノッキオ” 舟越桂作
子供が欲しかった玩具作りのジェッペット爺さんは、木の操り人形を作り、ピノッキオと名づけました。
ジェッペット爺さんは、ピノッキオを学校へ通わせるために自分の上着を売ったお金で教科書を買ってあげました。ところがピノッキオは通学の途中にあった人形芝居に惹かれ、教科書を売ったお金で芝居を観てしまいます。
芝居をしていた人形たちは、ピノッキオを見つけて大騒ぎ。お芝居は台無しです。人形芝居の親方は怒ってピノッキオを火にくべようとしますが、ピノッキオの払った入場料がジェッペット爺さんが上着を売って教科書を貰ったお金だったことを知り、金貨を返しピノッキオを家に帰します。
ピノッキオは急いで家に帰ろうとしますが、途中でキツネとネコに出くわし、金貨を取られた挙句、木に吊るされてしまいます。
ピノッキオを救ったのは、瑠璃色の髪の女神でした。
ピノッキオは、女神に「教科書を買いに行くところで、キツネとネコに取られてしまったのです」と嘘を言いました。
すると、ピノッキオの鼻はどんどん伸びていきました。嘘をついていることは、女神にはお見通しだったのです。もう嘘をつかないことを約束させ、女神はピノッキオを家へ帰しました。
家へ帰る途中で、楽しそうな音楽が聞こえ、馬車に乗った子供たちに会いました。
「きみも一緒に遊びの国へ行こう!!」
と誘われ、ピノッキオも馬車に乗り込んでしまいます。
遊びの国では毎日遊んでばかりで、ピノッキオは女神との約束も忘れてしまいました。
そんなある日、周りの子供たちもピノッキオも、次々とロバに変わってしまいました。
ロバになったピノッキオはサーカスに売られてしまいますが、失敗してばかりで、海に投げ捨てられてしまいます。
ピノッキオは元の姿に戻りましたが、大きなサメに飲み込まれてしまいます。
クジラのお腹の中を彷徨ったピノッキオは、遠くに明かりを見つけます。
近寄ってみると、なんと、ジェッペット爺さんです。
ジェッペット爺さんは、一向に帰って来ないピノッキオを探し回っている途中で海に落ちてしまい、サメに飲み込まれてしまっていたのです。
ピノッキオとジェッペット爺さんは、サメがあくびをした隙に、マグロの背中に乗り口から外へ逃げ出しました。
家に帰ったピノッキオは毎日勉強をし、ジェッペット爺さんの手伝いをする良い子になりました。
それを見た女神はピノッキオに魔法をかけ、本当の人間の子供にしてくれました。
ピノッキオとジェッペット爺さんは大喜びし、二人で仲良く暮らしました。
ジェッペット爺さんは、ピノッキオを学校へ通わせるために自分の上着を売ったお金で教科書を買ってあげました。ところがピノッキオは通学の途中にあった人形芝居に惹かれ、教科書を売ったお金で芝居を観てしまいます。
芝居をしていた人形たちは、ピノッキオを見つけて大騒ぎ。お芝居は台無しです。人形芝居の親方は怒ってピノッキオを火にくべようとしますが、ピノッキオの払った入場料がジェッペット爺さんが上着を売って教科書を貰ったお金だったことを知り、金貨を返しピノッキオを家に帰します。
ピノッキオは急いで家に帰ろうとしますが、途中でキツネとネコに出くわし、金貨を取られた挙句、木に吊るされてしまいます。
ピノッキオを救ったのは、瑠璃色の髪の女神でした。
ピノッキオは、女神に「教科書を買いに行くところで、キツネとネコに取られてしまったのです」と嘘を言いました。
すると、ピノッキオの鼻はどんどん伸びていきました。嘘をついていることは、女神にはお見通しだったのです。もう嘘をつかないことを約束させ、女神はピノッキオを家へ帰しました。
家へ帰る途中で、楽しそうな音楽が聞こえ、馬車に乗った子供たちに会いました。
「きみも一緒に遊びの国へ行こう!!」
と誘われ、ピノッキオも馬車に乗り込んでしまいます。
遊びの国では毎日遊んでばかりで、ピノッキオは女神との約束も忘れてしまいました。
そんなある日、周りの子供たちもピノッキオも、次々とロバに変わってしまいました。
ロバになったピノッキオはサーカスに売られてしまいますが、失敗してばかりで、海に投げ捨てられてしまいます。
ピノッキオは元の姿に戻りましたが、大きなサメに飲み込まれてしまいます。
クジラのお腹の中を彷徨ったピノッキオは、遠くに明かりを見つけます。
近寄ってみると、なんと、ジェッペット爺さんです。
ジェッペット爺さんは、一向に帰って来ないピノッキオを探し回っている途中で海に落ちてしまい、サメに飲み込まれてしまっていたのです。
ピノッキオとジェッペット爺さんは、サメがあくびをした隙に、マグロの背中に乗り口から外へ逃げ出しました。
家に帰ったピノッキオは毎日勉強をし、ジェッペット爺さんの手伝いをする良い子になりました。
それを見た女神はピノッキオに魔法をかけ、本当の人間の子供にしてくれました。
ピノッキオとジェッペット爺さんは大喜びし、二人で仲良く暮らしました。
舟越桂 -略歴-
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作家コメント
「今回、初めて原作を通して読んでみて、ストーリーの複雑さに少し戸惑いました。すぐに絵にすることは難しかった。水彩で描くことも、こんなに色を豊富に使うことも滅多にないので。描く前にまず木彫でピノッキオを作り、必要な時に関節の動きを参考にして描いたり、イメージ作りにも役立てました。」
(アートコレクター2009年12月より抜粋)